ニコニコ生放送に感じていたデジャブはテキストサイトのあの頃なのかもしれない

2chから荒らしがきて新しい人とつながりが出来て新しい何かが見えそうになって時として馴れ合いが出来て誰かから反応が返ってくるのが楽しくて褒めあったり気を使ったり泣いたり笑ったりその感覚はテキストサイトが流行ったあの頃に似ているのかもしれない。

私がWEBに触れ始めたのはそんなに早くなくてエアエッジで定額でつなげるようになってからで、一番安いプランでのろのろと性能の悪いノートでつないでいた。ブログなんてものはなくてあったとしてもさるさる日記みたいな日記システムくらいで、大半はプロバイダのスペースや無料スペースにhtmlで日記なり漫画なりがあった。自動で更新できるものをcgi更新なんてもいっていたかな。雨後の筍のようにバーチャルネットアイドル(VNI)が出てきた時代でもあった。

ニコニコ生放送の二十代前半や十代の多さを見てそういえば昔もテキストサイトの多くは大学生とかだったな、なんて思い出した。

「いままでは知り合えなかったであろう人と出会えた」とか
「何がしかの反応が返ってくると嬉しい」とか
今ニコ生でいわれてるようなことをあの頃も言われていたんだな。
だからMixiが出てきたときに違和感を覚えたんだろうな。新しい出会いや可能性を求めてWEBの海に飛び込んだのに何でクローズドな事をするんだろうって。あれはあれでそのインフラをつかった何かだから意味があるってその後に気付くのだが。

二十四時間連続更新とか無茶なレポートとか面白い文章や。確実に若いといえるあの時代に私は新しい可能性や出会いやらに胸をときめかせていたような気がする。

ニコ生を見ても似たような連続生放送や面白小話やが沢山ある。考えてみればやることあまりは変わってなくてもそれをやるコストがだいぶさがったんじゃないかな。ブログのおかげで無理にhtmを打たなくてもいいしそれ以上に記事管理が楽になったしニコ動やYoutubeは動画の配信を簡単にした。ニコ生にいたってはライブ配信のコストを大幅に下げただけじゃなくて動画を編集する手間すらカットできる。なんたってWEBラジオの特性も含有してる。

たぶんこれはとても大きなブームなんだろう。それも大きな意味を持つブームなんだろう。私が子供の頃に夢見た仮想世界が出来つつあるのを今見ているんだろう。思うに大きいブームの前には小さいブームが来るんだろう。Flash動画があってニコ動があってテキストサイトや日記システムがあって。Pixivは双葉ちゃんねる等からの意味合いが強いのかなそうすると。ニコ生とかはWEBラジオ辺りがそうかもしれない。

次に来る大きなブームはなんだろう?その前にある小さなブームはどこにあるんだろうか?それを行いうる技術を持っているのはどこ(もしくは誰)なんだろうか?

候補を一つ挙げてみよう。Twitterなんかどうだろう。なにか聞くところによると楽しいらしいしギーク好みしそうなツールだ。似たような事を別のツールを使って十代位の子達が「リアル」とかいってやっているらしいし。これにかかわる何らかの手間を省けて尚且つ他の何かの要素を吸収すればこれは大ブームになるんじゃないだろうか。

もちろんその手間が何でその要素が何で誰がそれを成し得るかは賢くないであろう私には解らないのだが。