これは結構合理的かもしれない。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130712/trd13071212570018-n1.htm
埼玉県警がクロスバイク導入。
メリットを思いつくだけ書いてみる。
・犯人追跡を助ける。
基本MTBベースで作られたクロスバイクはママチャリより高速で、ロードバイクほど段差を気にしなくてよい。
速度もちょっとした原付なら条件が揃えば追えない事もなくはないかもしれない。まぁ厳しいだろうが。
むしろ対徒歩や対自転車で威力を発揮すると思う。
埼玉という都市の地理には詳しくないが体力が同程度だとして徒歩やママチャリ相手なら楽に追いつけるし速度で勝るロードバイクにしても段差等を勘案すれば優位さは縮められる。同系統のMTBはオフロード性能こそ劣るもののオンロード性能ではこちらが優位だし同じクロスバイクなら体力勝負に持っていける。
犯人を見逃してしまう率が減る事になるだろう。

・行動半径を大きく出来る。そしてその可変性は高い。
ママチャリより高速で原付より小回りが利く。
この事によって警察官一人当たりの行動半径を大きく出来る。
また小回りが利くことによってその可変性を高く出来る。
高速であるという事はどう時間でより遠くまでいけるという事だ。
そして原付では通れない場所、一方通行や軽車両以外通行禁止道路等を通れる為小回りが利く。
これにより人数の余裕いかんで一面積あたりの行動量を密にもすることも一人当たりの面積を大きくする事も出来る。
選択肢の幅が増えるのだ。

赤い彗星もヘルメットに助けられた。
クロスバイク警官はヘルメットを装着する。
交通安全アピールも兼ねられて非常にお得だと思う。
たとえメッシュの入った自転車用でも有るのと無いのとでは防御力に違いが出てくる。
暴漢に立ち向かう職業でこれはメリットだ。
隙間だらけで不安に思えるが元々転倒した際の頭部保護の物だから打撃などの衝撃に有効なはずだ。
自転車の機動力とあわせ災害時にも期待できる。
自転車ヘルメットの普及や交通安全アピールに対しても普段の業務をするだけなのでコストが掛からない。
効果は低いかもしれないが警察官個人の業務時間を削らない意味で対効果は高いように思える。

ついでに思いついたデメリット

やはりママチャリよりは高い。
相場として一台五万から十万程度。

少しでは有るがなれる必要がある。
まぁそれでも一日二日ではあるが、間々チャリと比べて限界性のが高いので乗りこなす必要は増える。

クロスバイク自体新しい物である為定義をどうするか。
これといって細かい定義が実は無い。メーカーによっても差異があるし、選定の時によりMTB寄りにするのかオンロード性能を上げてロード寄りにするのか等選定コストが掛かる。
ママチャリの場合JIS規格があるのでそれを基準に出来るし性能に差が有ったとしても書くメーカーでそれほど幅も無い。

メリットデメリットを踏まえてメリットが勝ると感じる。
その道の人が観たらまた違う意見もあるんだろうけど。