ふと思い出した脱税事件

珍しく長文なので初めて(だと思う)続きを読む記法を使用。
英国人馬券師が競馬で160億モノ配当を受けそれを脱税していたという事件。思い出したのでググってみたがヒットするのはブログばかりでメディア記事が出てこない。どういうことだろう?まぁともかく馬券を当て続けた事も凄いがそれを見抜いた税務署も凄いなと。一流のギーク集団だって話もまんざら嘘じゃない気がしてきたな。さて問題はどこで税務署が気がついたのだろうって所だ。馬券を当てる方法なんてものは他の誰かが散々やってるし特に気にもならない。
馬券師はどうやって馬券を買っていたのだろうか。
そして税務署はどうやって利益に気づいたのだろうか。
Web投票?いくらなんでも銀行口座では足が付きやすいだろう。つらつらと調べてみたがWebでは大口の買いがしにくいようだ。後は場外か競馬場で直接買うしかない。(ノミ屋ということも考えられるが額がでかすぎる。引き受けられる組織なんて無いだろう。)調べてるうちにいくつかの噂が眼に留まった。PCを持ち込んでマークシートを印刷している外国人グループがいる。いつも1000〜2000万単位の払い戻しを受けているグループがいる。
なるほどこの辺りか。
競馬場に行く芸能人なんかを付けねらうのは芸能記者だけじゃない。生活パターンを探る税務署員がいたとしてもおかしくは無いだろう。また税務署員自体が競馬を嗜んでいたとしてもそれは個人の自由だ。そしてそのとき不思議な集団がいたとしたらそんな集団の噂を耳にしたら調べてみるのかもしれない。これは立て続けに稼いでいるな、もしかしたらもしかするぞ。とりあえずどういう人たちか調べてみようって。馬券師は近くのアパートか何かを借りて作戦を練りアルバイトを派遣して馬券を買い配当を受ける。首謀者である馬券師は何処かで情報を管理しながら指示をだす。だが実際に馬券を買わなければならないし現金を受け取らなければならない。そこを見つけられたわけだ。
だがしかし何故目立つ人間を配置したのだろう?
確かに人をコロコロ変えるなんて情報流出の観点から余りよろしくない。ただ噂では『外国人グループ』と認識されている。しかもプリンターやPCなんかも目撃されている。これが日本人なら場になじみ馬券のうまい人がいるなぁ程度で済むし明らかに目立つ行為もしないだろう。(目撃談によれば携帯でおしゃべりしてたり勝負レースになると慌しく作業を始めていたりしたそうだ)PCやプリンタだってもっと目立ちにくい所に隠すか人気の無い所で印刷するなんか方法があったはずだ。
日本の税務署を甘く見ていたか日本人を使えない理由があったか。
税務署を甘く見ていたってのはあるかも知れない。あれだけの人数がいて自分たちのグループがまさか見つかるはずが無いと勘違いしても不思議はない。日本人を使えない理由があった?馬券師は英国人らしい。日本人の知り合いが余りいなくてもおかしくはない。日本人が信用できなかった?もしくは日本人を使うのはリスクが高すぎた?もし日本人がこれを知りえたならば我が国の基礎学力を鑑みれば手法を解析模倣されてもおかしくは無い。そうなったら自身の利益が薄まってしまう。それに地元に住んでる人間を使うのはその人間が地元でどんな人脈を持っているのかは計りづらい。そこにきて在日外国人なら地域との繋がり自体薄いし自ら真似てというのもリスクが高くなるためとりづらいだろう。たとえそれが目立つ結果になったとしても。
小説にするには少し足りないかもしれないが90分程度の映画なら観てみたいとも思うね。