記事に対しての疑問と矛盾への指摘

http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20170401
自分の主張を述べる為に無理のある理屈をねじ込むのはいかがなものか。

ちょっと地域の例を挙げましょう。私の住む地域にはかつて静岡鉄道「駿遠線」という「日本最長の軽便鉄道」がありました。東海道線藤枝駅」と隣り合う「藤枝駅」から「袋井駅」まで相良・御前崎方面を経由する総延長64.6?kmの軽便鉄道。収益をあげる事が難しく、路線の短縮化などで少しずつ短くはなり、最後は1970年に廃線となりました。現在でも残っていれば、地域の路面電車となりえたでしょう。
静岡鉄道駿遠線
http://qq1q.biz/AHG3

しかし、モータリゼーションの進展によって廃線に追いこまれたのです。その際に、代替交通手段としてバス路線が作られましたが、そのバス路線も自動車によって苦戦を強いられています。ちなみに、かつての路線跡近くの国道150号線大井川橋は朝夕慢性的な渋滞が起こり、静岡県はその上流下流に渋滞緩和のための橋を造っています。
地方行政は「駿遠線」を支援するのではなく、自動車交通を拡大しようとしたわけです。
「公共交通機関が整備されていない」ですって?どのツラ下げてそんな台詞を吐くんでしょうね。
各地の路面電車(昨今は復権著しいが)が“渋滞を招く”として廃線になったケースは多かったはずです。クルマを優先して、公共交通機関を無くしたのです。

地域の例として挙げられているこれだが事実が前後してたり。
150号の大井川橋って富士見橋の事だろうとは思う。
大井川に掛かってる橋は沢山あるし大井川橋って名称も沢山あるから通じづらいね。
上流下流の橋ってのの下流橋は条件から太平橋であると予測する。
そうすると時系列的におかしな事がわかる。
駿遠線が廃線になったのが1970年。
静岡鉄道駿遠線
太平橋が出来た(コンクリート化)したのが1988年。
http://yoshiyoshida.webcrow.jp/meisho-taiheibashi.html
さらに言うと路線の縮小が始まったのが1964年で貨物の取り扱いをやめたのが1959年。
路線が衰退したのが先で橋は後なのだ。

しかもこれ富士見橋や太平橋と路線の問題を絡める事がそもそも無理筋で路線の衰退は確かにモータリゼーションもあるだろうけど、沿線人口の少なさが原因。
路線がなくなって困る事になる相良あたりのバスが苦戦してるってそりゃそもそもの客が少ないのだもの。
渋滞の原因の交通量もある程度の都市間のものだし路線が現在に通用するかといわれたらどうなんだろうねぇと疑問に思う。

で、この人、道路行政に文句があるみたいで以前にも
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091016/1255699254
こういう記事を書いてらっしゃる。
でそれに対する私の反論が
http://d.hatena.ne.jp/kurosiosadakiti/20161206#1481014869

「公共交通機関が整備されていない」ですって?どのツラ下げてそんな台詞を吐くんでしょうね。

駿遠線の区間で言えば脚注でこの人が書いている

もちろん、山村などでの自動車利用を止めさせるという話ではないことは言うまでもない。そうした地域で自動車を利用するのは合理性がある。私が問題視するのは、都市構造を破壊して郊外化させることと、それに合わせた自動車利用であり居住者数が全然違う

山村などの人たちのツラなんじゃないですかね。