有料である事は記事の質を担保しない

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/22/news033.html
大手マスメディアでもいいかげんな記事や質の悪い記事は多々あるし、良い無料記事も多い。
有料である事は記事の質が下がれば読者が離れていくという危機感が質を保持するインセンティブとして残る程度でしかない。
そもそもメディアが抱えるコストってなんだ。
少なくとも人件費で言うなら大手新聞社は尋常じゃなく高いはずだ。
ソレと比べて他のメディアは質で劣るのか。海外の新聞社は日本以下なのか。

有料である事は悪い事ではない

ブロガーが有料メルマガに移行するなんて話は良く聞くがそれは防衛手段として優れていると思う。
読者が増えればはっきりいってどうしようもない連中が増える。
有料化はコレをある程度フィルタリングしてくれる。
著者の収入にもなる。

無料記事も悪い事ではない

『無料である事』自体に質は関係ない。
一瞬我が目を疑うような馬鹿記事も目にするがソレは情報発信コストが下がる事によって容易に情報を上げられるようになったからだ。

今までの大手マスメディアの収入現はコンテンツではなかった。

 「一方のネット企業にとって、ニュースは広告を載せる商材のようなものでしかない。街頭で配るポケットティッシュくらいにしか考えられていない」

当たり前だ。そういう業態の会社なんだから。

例えば新聞ラジオTVこれらが収入源としてきたものはコンテンツじゃなくてソレを流すパイプだ。
ラジオTVなら電波を新聞なら何百万部の読者を掴んでいるから広告費を稼げていたわけでWEB媒体が同じ事をやったらまるで汚い事のように扱う。
より消費者をひきつける為にコンテンツを『選んで』収入を上げてきたわけだ。
そもそも利用者にとってラジオTVは無料のコンテンツだ。

細りつつあるパイプに流れているもの

新聞を例にすればコストをかけて取材された記事がどれだけあるか。
海外記事の孫引きに他所から買い入れた記事に下手すると世迷言が書いてある社説。そして株価一覧!株取引をしてる人間が一番みる必要の無い記事だ!経済に敏感な人間がいたとして個別の株価を(しかも古い)知る必要がどこにある!取引してるならなおさらだ、PCもモバイルも使わないで取引してる人間の数ってどれ位いるんだ。

そんなものをもってして上質な記事って、ねぇ。